美術の基礎になるものの見方、考え方、作品を作る面白さや大変さを、真剣にたくさん経験してもらうのが基礎科の授業の目的です。その結果として、積極的に基礎科の授業に参加してきた人が、受験科に進級後に大きく伸びていくのです。基礎科の生徒の大半は、受験科や大学に進んでからの専攻をまだ決めていません。ですから、基礎科では古典技法から現代美術まで、幅広くさまざまな表現に触れるために、独特の工夫されたカリキュラムで授業が行われています。
基礎科の授業は、クラスによって若干の違いがありますが、全カリキュラムの70%から90%がデッサンです。デッサンがすべての土台になるからですが、デッサンの課題にも静物や石膏、人物、構成などさまざまな種類があります。
初心者にはもちろん、既に在籍している人に対しても、課題の度にひとり一人丁寧にアドバイスします。ハマ美の基礎科は、受験のどのコースよりも講師の数が多く、どうやっていいか生徒が途方に暮れるということはありません。
各課題のスタート時に、参考作品などを見せながらの簡単なレクチャーが必ずあります。また、年に数回、自由制作と絡めて、美大受験生に必要な事柄をピックアップした、美術史を踏まえたレクチャーが行われます。
年三回、基礎科の全クラスが一堂に会して、実技の実力を競うコンクールがあり、合同講評会が大きな会場で行われます。他のクラスの生徒の作品が一望でき、小規模な予備校では得られない多くの情報を得ることができます。
ハマ美の芸術祭の主役は基礎科です。プランニングから制作・展示まで、数週間の時間を使って本格的な作品を作ります。 「とても高校生の作った作品とは思えない」という感想を、毎年、見学に来られる高校の先生から頂いています。
受験科だけでなく、基礎科の段階でハマ美はきちんと学力を診断、指導しています。人によっては、難関私大入試の学科対策は、基礎科だからまだいいのではなく、もはやラストチャンスなのかもしれないからです。
ハマ美主催の入試説明会は、主に保護者の方に、美大入試の実際を理解していただくための催しです。ハマ美が誇る最新の美大入試の情報を駆使して、美大の専攻、就職の実態などについて具体的にご説明します。
各クラスの担当講師が、折に触れて生徒ひとり一人と個人面談を重ねていきます。また、学力診断試験などのデータも含めて、実技の状況や学院生活の様子などをお話しする、保護者面談を年二回開催しています。
学力試験の結果は数字で、実技の力は目安としてのランクと具体的な問題点の解説を付けて、個人成績表を保護者の方宛に年数回お送りしています。これによって、美術に暗い保護者の方でも、今どういう状態なのかを理解することができます。
ハマ美出身で、各界で既に活躍している先輩を呼び、ハマ美での経験が今の自分にどうつながっているか、また、将来どう動いていったらいいか、資料を使って具体的な仕事の内容まで、アトリエ・トークしてもらいます。
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