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ハマ美が独自に編集した美術用語辞典です。 |
| ▼ 烏口(からすぐち) |
デザイン用具。鉛筆ぐらいの長さの柄の先に、くちばしのような構造の器具がついており、くちばしの間に絵の具を詰めて紙の上を滑らせ、細い筆先で引いたぐらいの幅の線を均一に引く道具。直定規や溝引きといった道具と併用して用いることが多く、コンピューターの進歩した今では、実際のデザインの仕事で使われることはほとんど無くなり、もっぱら美大受験予備校のデザイン科で私立大学の対策に使われる。
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| ▼ カンプ |
デザイン用語。広告の媒体のデザイン的検討見本として、完成品と同じように仕上げられた広告案。デザイン作業の最終的な場面で出てくるもの。
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| ▼ 顔料 |
一定の色に着色するために用いる物質。水、アルコールに溶けず、所定の色をもつ不透明物質で、媒材によって結合させられ絵の具として用いる。染料に比べるとひとつひとつの粒子が大きい。
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| ▼ 幾何形体 |
立面図が円、三角形、正方形、長方形などになる立体。美術教材として主に用いられ、石膏によって作られていることが多い。構造がシンプルなので、立体の基本的な仕組みを理解し、それを画面に再構成するトレーニングに便利なことから、基礎的なデッサンのモチーフとして使われる。
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| ▼ 基底材 |
絵が描かれる物質のこと。麻布が油絵の基底材で、紙が水彩の基底材で、他に木の板や漆喰など様々なものが基底材として選択されている。基底材は、絵を描く画家に微妙な感触の違いをもたらすとともに、基底材がそれにもっともふさわしい表現を示唆することで、作品の方向が決められるということさえあり、決して軽視できない要素である。
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| ▼ キネティック・アート |
動きを取り入れた立体作品の総称。彫刻が対象の描写や再現から離れて純粋に造形的問題だけと関わり始めた時、動きを取り入れて周囲の空間と直接的に関係しようとした。1960年代からさまざまな動く彫刻が作られ、今では、公共空間に設置される装置としてもごく一般的になっている。
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| ▼キャンバス |
元は、帆船の帆として主用されていた、太めの糸で織った厚地の布のこと。木綿のキャンバスはスニーカーやテントなどにも使われる。カンバスとも呼ぶこともある。木枠に綿や麻を編んだ布(画布)を貼り付けしっかりと釘(タックス)などで止めたもの。現在画材店で売られているキャンバス地はすでに地塗りを施してあるものが多い。
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| ▼ キャンバスサイズ |
油彩のキャンバスの規格サイズは万国共通ではない。一般的に売られているものの他に、俗にフランスサイズと呼ばれる規格もある。S(Square)、F(Figure)、P(Paysage)、M(Marine)という順に細長くなる。
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| ▼ キュービズム |
1907−1914年ごろにピカソとブラックが始めた革命的な芸術運動。伝統的な遠近法や肉付け法を否定し、絵画の二次元の平面性に即した新しい構造として提示した。対象を多角的に解体し、細分化して再構成することで、絵画を外界から自律したイメージとリズムを持つ世界に作り上げた。
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| ▼ 空間 |
非常に頻繁に使う言葉だが、実はとても奥が深い。絵画においては、一般的には三次元的な奥行きを指すことが多いが、画面の中に線が引かれたり、絵の具が置かれたりした結果として生まれる、効果そのものを指すこともあれば、画面の中に構築された仮象空間全体を指すこともある。ちなみに、哲学の世界では、アリストテレスは、空間を個々のものが占有する場所と定義し、ニュートンは、物体とは別に存在する実体とし、ライプニッツは、物体間の関係に過ぎないと定義した。人がどういう意味を込めて空間という言葉を使っているかは、十分注意を払って理解する必要がある。
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| ▼ グラフィックデザイン |
印刷技術を使った視覚デザインのこと。新聞、雑誌の広告やポスター、カタログなどが主だったが、最近はウエブサイトのデザインなどもこの領域に入ってきている。
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| ▼ クロッキー |
| ▼ グリザイユ |
基本的には、無彩色一色を用いてその濃淡の調子によって描く技法。イタリア語でキアロスクーロと呼ぶものや同じフランス語でカマイユと呼ぶものなど、微妙に使い分けたりするがどれもほぼ同じ技法である。有彩色の中間トーンの下地を用いて、白色で明部を描き起こした後、いくつかの層は中間トーンの有彩色を用いて重ね塗りし、作業をやりやすくして制作する場合もある。
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| ▼ グレーズ |
ドイツ語で、伝統的な西洋絵画の技法のひとつ。フランス語ではグラッシと言ったりする。薄く溶いた透明な絵の具を幾層にも塗り重ね、光沢と深みを出す技法で、不透明な絵の具で抵抗感のある形を描き起こし、透明な絵の具を重ねるというプロセスを繰り返す。ものの周りに空気感を出したりするのに有効な技法。
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| ▼ ケント紙 |
ハマ美のデザインコースが主に使用する紙で、語源はイギリスのケント地方で造られた画用紙。紙質の固い、表面がややつるつるした紙で、普通の画用紙と比べるとやや青みがかった白さをしている。
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| ▼ 構図 |
表現の要素を組み合わせて効果を出す手段。転じて、画面の中の配置を示す言葉。一般的には、画面の中に対象をどう入れるかということと受け止められている場合が多いが、そういう風に理解していると、入れ方の規則を憶えればいいと考えてしまいがちである。構図は、作者が意図したことを形に置き換えていく上で決められた、形の組み合わせのことであり、定番とはまったく異なる配置や組み合わせが大きな効果を生むこともある。
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| ▼ 構成デッサン |
| ▼ ゴシック様式 |
中世末期のヨーロッパの建築様式。梁と肋骨穹窿(rib vault)とが重い天井を支えるようになり、それによって壁の面積が大幅に小さくなった。大きくとられた窓には、ステンドグラスがはめ込まれ、絵画はパネルに描かれるものへと変化していった。
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| ▼ コラージュ |
| ▼ コラボレーション |
共同作業の意味だが、美術の世界では、作品の競作とか協力関係を意味し、複数の作家が一つの表現に関わることで、そこに起きる微妙なずれや摩擦が生み出す特有な空間を、従来のひとりの作家に限定された創作行為とは違った開かれた方法として、評価されているものである。
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| ▼ コンセプチュアル・アート |
作品の物質的側面よりも観念的側面を重視する傾向の作品を指す。日本では、長い間美術は深い思索や思考とはあまり縁の無いものとして扱われてきたが、西洋美術は、往々にして哲学や神学なと、さまざまな思索と深い関係を持って存在してきた。したがって、その時代のもっとも先鋭的な思想と結びついて表現の形が模索されるということは、ごく普通のことで、特に20世紀に入ってからはさまざまな思想と共同作業をしてきた。極端な場合は、一見して美術とは思えないような数字や記号の羅列の形でしかものとしては存在しない表現もある。
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| ▼コンポジション |
構図もしくは構成の意味。音楽の世界では、音に関する基本的な要素の組み合わせで作品が出来ているため、古くから作曲の意味で使われてきた概念だが、美術では、対象の再現性を放棄した抽象絵画が出現してから使われるようになった。カンジンスキーなどによる初期の抽象絵画が、音楽の影響を強く受けて成立した証のひとつである。
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