今回の制作プロセスは、高3生・高卒生科デザインコースの恒例の授業となっている「ブランディング」の授業の紹介です。
この課題は1チーム6〜9名編成で行うグループ制作で、昼間部、夜間部共通の授業です。
各チームでコンセプト、プランニングを練り、最後にプレゼンテーションを行います。
毎年テーマを変えつつ今年で5年目になりました。
今回のテーマは「新しい遊びを提案して下さい」です。

まずはチームごとにコンセプトを練ります。
「遊び」といっても多岐に渡ります。
1人で遊ぶもの、複数で遊ぶもの、広場で遊ぶもの、部屋で遊ぶもの・・・etc。考え始めると「遊び」って何なんだろう・・・と頭がいっぱいになってきます。
まずはここが出発点。
日頃何となく過ごしていた日常の中の出来事に、しっかりと眼を向ける姿勢は、モノを作る立場になろうとする人間にとって必須の条件です。
また、既成概念にとらわれず、自分たちが「楽しい」と感じる事を掘り下げていくことも必要なアプローチになりますね・・・「遊び」がテーマですから。

コンセプトやプランを練っていく段階で、講師も積極的に話し合いに参加します。

いよいよプレゼンテーションです。
どう効果的に見せていくかという意識を最後の最後まで持ち続ける事ができれば、結果は自ずと変わってきます。

制作したモックアップモデル。

<写真上> 今年の優勝チームは現役生のチームです!「コンセプト」「ビジュアルの完成度」「プレゼンテーションの工夫」「チームワーク」で判定した結果、平均して高得点を獲得して第1位になりました。


この授業は直接入試には関係がありませんが、デザインを考えていく上での他者とのコミュニケーションや、世に出回っている商品の完成度をしること、またそれを探していく体力づくり等の強化を目的としています。
また美大受験という同じ志を持った仲間たちと、専攻を超えたところで接する機会がある事も良い刺激になるでしょう。
何度も意見を出し合い時には対立しながらも、1つのモノを複数の人数でここまで練り上げていく作業は今までにはなかった事ではないでしょうか?
上手くいったチーム、なかなか意見がまとまらなかったチーム、色々あるでしょうが、問題が起こったという事自体を一つの収穫と考え、今後の制作や、自分の考えの方向性を形成していく上で役立ててほしいと思います。