「自画像」/絵画コース油画クラス2007年11月8日up! 今回はアルチンボルドの図版が渡され、それを参照にして自画像を描くという課題。アルチンボルドは野菜や果物、魚などを集積させて人の顔の形に見せるというユニークな作品を描いています。Yさんは植物で顔を表すことにしました。
油絵の描き出しは下描きの輪郭線にとらわれず、周辺の空間も意識して絵の具を置いていきます。完成のイメージを持つ事は大切ですが、それにとらわれすぎると、硬い絵になりがちです。ちなみに、この絵はモデリングペーストという盛り上げ剤とアクリル絵の具を混ぜた絵の具を下地として使っています。水溶性で速く乾くため、受験ではよく使われます。
描いている途中で出会う偶然出来た表情も積極的に取り入れていくとよいでしょう。慣れてくると偶然的に見える表情を必然的に作る事も可能になります。形の輪郭的な狂いよりもリズム感がない事の方が、つまらない絵に見えます。(決して形が狂っていてもよいと言っているのではありません。)途中でもクロッキーをしたり、全体を見て大きな流れに注意を払いましょう。描き込む時も全体のバランスを常に注意しながら描き進めるとよいでしょう。つい熱中して周りの状況を見失いがちになってしまいますが、それは禁物。
細かい描き込みは面相筆を使っています。
初心者は地を描いてから図を描く、もしくは付け足しのように背景を描いてしまいます。 この絵は背景に明度の低い色を置くことによって 最初に置かれた明るい下地が人体になっていきます。さらに、それをベースに植物を 明るく描き込んでいます。
完成です。迷うことなくイメージを描き進めていった所はよいでしょう。 しかし、今回は5時間という短い時間で描いたため、まだ密度もなく、単調な筆使いに なってしまっています。 |
ハマ美の授業で実際に制作している様子をご紹介しています。普段はあまり見る事の出来ない制作プロセスを見る事で、これまで何気なく見ていた作品への見方がきっと変わると思います!不定期に更新していきますのでたまにチェックしてみて下さい! |