
冬期講習会専攻別課題(油画クラス)の作品です。油彩でもデッサンの意識が大切だという事は、頭では理解していても、どうしても、絵の具や色彩の問題だけに振り回されてしまうことが多く、なかなかそれらがつながらない時期が続いていました。今回の作品で全てが解決というわけではないですが、いくらか打開策が見つかりつつあるようです。例えば、奥の瓶が切って貼ったように見えることと、背景の生の絵の具の白が浮いていることなどに、まだ問題があります。ただ、こういう意識は持ち続けて欲しいものです。

洋の東西を問わず、女性の画家が普通に画家として認められるようになったのは、そう昔のことではありません。もちろん、女性の画家がまったくいなかった訳ではありませんが、女性が画家として一人前に成長するために必要な教育を受けるチャンスは、なかなか手にすることができなかったのです。ジョージア・オキーフは、20世紀のアメリカで画家として注目された最初の女性の一人でした。しかし、そのオキーフにアメリカ社会は様々な拒否反応を見せます。99歳まで生きたオキーフは、生涯女性であることの意味を問い続け、悩み続けた孤独な画家でした。