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2015/10/08

楽しんで描いた絵は、見る人にとっても楽しい

美大受験対策のために絵を描いていると、
つい忘れがちになってしまうのが「楽しんで描く」という姿勢です。
毎日修行のようにただ手を動かしていれば、いつかは上手くなって、合格にも手が届くだろう…
これではせっかく好きで始めた美術が、いつのまにか苦痛になってしまいます。
もちろん、高度な技術を習得するには、血の滲むような努力が必要でしょう。
しかしベースのところに「楽しい」「夢中」「好き」という気持ちがなければ続きません。
今回のデザイン工芸コースの課題は、そんな基本的な、だけど最も大切なことを
思い出すきっかけとなるような課題でした。



よこはま動物園ズーラシアでの取材風景

「動物園での取材をもとに、『動物』をモチーフにした作品を制作しなさい。」

ということで、今回はなんと課外授業!
デザイン工芸コースの昼間部生たちは、取材のため「よこはま動物園ズーラシア」に行きました。
久々のイベント的課題ということもあり、気持ちのリフレッシュにもなったみたいです。
しかし取材はあくまで真剣に。
このあと制作する作品に適した動物はどれか、動物のどの部分が絵の魅力に変換できるかなど、
動物園を巡りながら頭の中でイメージを膨らませます。
動物の姿形を知るだけなら図鑑やインターネットで簡単に情報は入手できますが、
その場所に自分の身体を置くことで得られる情報量は圧倒的に多いのです。
光/色彩/音/におい/動き/感触/スケール感/空気/時間 etc…
アトリエにいては気付けなかったことが、ここではたっぷりと感じることができます。



東京芸術大学デザイン科対策色彩構成1

アトリエに戻り、いよいよ制作開始。
上の写真は、東京芸術大学デザイン科志望のOさんの制作途中の様子です。
絵の具の滲みを利用し、淡い色彩とビビットな差し色で、絵全体の雰囲気を作りだしています。
この段階では、まだ何を描こうとしているのかはあまり分かりませんが、
光のイメージや色彩などは、現場で感じ取ったものが活きているのかもしれません。


東京芸術大学デザイン科対策色彩構成2

具体的な描き込みの作業に移りました。
木の枝に留まっている鳥が今回描こうとしている内容のようです。
絵の具の滲んだ表情で魅せる部分に対し、緻密な描写で魅せる部分を作るなど、
絵づくりを積極的にしていきます。



東京芸術大学デザイン科対策色彩構成3

完成した作品です。
講評会では、枝や葉が生むリズム感が心地よい点や、
色彩のバランスがとれている点が高く評価されていました。
「楽しみながら作った作品は、やっぱり人に伝わるね」
「どれだけ興味があるかとか、どれだけ好きかは作品から分かるものだね」
という先生方のコメントも非常に印象的でした。
作品で人を楽しませたいなら、まず自分が楽しもう。
将来のデザインの仕事にも直結する大事なことが再認識できた課題でした。



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