学院Blog 新着ニュースや授業の様子をお届けします

2016/06/02

クロッキー集中対策!

クロッキー集中対策!1

今週のデザイン工芸コース夜間部の課題は、クロッキーの集中対策です。
クロッキーとは、モチーフを短い時間で早描きし、
少ない手数で「形態」「リズム」「印象」などを捉える描き方のことです。
(詳しくはhamabi監修の美術用語辞典をお引きください)
平面系情報系デザイン志望の人は手をモチーフに、
立体系・空間系・工芸志望の人は静物をモチーフにそれぞれクロッキーしていきます。



私立美大の入試では、デッサンを3〜5時間で1枚描くペースですが、
今回は30分で1枚という、無茶苦茶な短さです。
いつものペースで見たり描いたりしているようでは、
画用紙がほとんど真っ白なままで終わってしまうでしょう。
だからといって焦って描いて絵が悪くなるのは避けたいところ。
そこで先生からのポイント解説が入ります。



クロッキー集中対策!2

「早描きって聞くと、手を動かすスピードを速くするって考える人もいるかもしれないけど、そうじゃない。描くポイントを絞って時間短縮を図ろう。たとえば、物の固有色は30分では表現できないと思うし、細かなディティールまでは描き切れないと思う。まずは、<構図>と<形態>の2つに焦点を絞って描いてみよう。」



クロッキー集中対策!3

「<構図>に関しては、画面に適切なサイズで入っているか、変に空いてしまっている余白はないかを重点的に確認すること。特に画面を手で持って描いていると、どうしても上下の端が視界に入ってないことが多いから、腕いっぱいに画面を離して、全体を眺めるようにしよう。



そして<形態>なんだけど、まずアウトライン(輪郭線)でくくり過ぎないこと。それよりも、構造線をたくさん引くようにしてみよう。特に手を描いている人は関節の位置をチェックする、静物を描いている人はりんごやアルミ缶の中心軸をチェックするようにね。」



クロッキー集中対策!4

「線は何本引いてもいいし、一度描いた線は消さなくていい。たくさん引いた線の中からこれだ!と思う線を濃く引くようにしてみよう。2B〜3Bくらいの鉛筆で、弱い筆圧で寝かせて描くと画用紙も傷まないで済む。 それから他のモチーフによって隠れてしまう箇所なんかも、まずは透かして全部描いてみるようにするといいよ。物の構造がおかしくないかが確認できるからね。」



クロッキー集中対策!5

「手のデッサンも静物も、合格者作品や参考作品を見てみると、構図には色んな種類があるように思えるね。でも、B3サイズという画面サイズはもう決まっているから、無限のパターンがあるわけではないんだよ。つまり、構図にはスタンダードがあるということ。だから、まずはスタンダードを知り、その上に自分なりのアレンジを加えるという風に考えよう。」



「手のデッサンを描いている人の注意点なんだけど、持っている物に合った手の形が描けているかな。りんごみたいにボリュームのある物を持ってるのに、手の形は薄っぺらい物を持っている形になっているとか、そういうミスマッチには気をつけてね。 あと、漠然と物を持っている様子を描くというより、手に何かの動作をさせてみるといい。例えばワイン瓶のコルクを開けようとしている手とか。そういう具体的な動作をさせると手の印象はぐっと自然になるよ。」



デザイン工芸コースでは、この先もクロッキーのトレーニングをし続いていきますし、
夏期講習会にもカリキュラムとして組み込まれているので、
それまでに自主トレしてクロッキー力を上げておきましょう!



PAGE TOP

神奈川の芸大・美大受験予備校 横浜美術学院

〒221-0834 横浜市神奈川区台町16-11

045-316-0677

hamabi@e-s-w.com

受付時間:月〜土/9:00〜18:00
日/10:00〜12:00 (祝日休業)