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2016/09/16

特別強化課題で「構成感」を鍛える

特別強化課題で「構成感」を鍛える1


今週のデザイン工芸コース夜間部の課題は、
多摩美術大学のグラフィックデザイン学科の色彩構成入試のための特別強化課題でした。
アトリエを覗いてみると、生徒たちは床に座って制作していて、服装も動きやすいジャージ姿。
今回は絵の具での制作ではなく、色紙を使った課題のようです。

生徒たちが使っていたのが上の写真のような材料。
「まる・さんかく・しかく」などのシンプルな幾何図形を、色と大きさを変えて複数用意し、
それだけを使って絵を作っていきます。
さらに、30分ごとにお題(テーマ)が出題され、指定された色紙だけで表現するわけです。



特別強化課題で「構成感」を鍛える2


今回のトレーニングで最も重要なのは、「構成感」を鍛えることです。
「構成」という言葉は、美術の世界で時々出てきて、ちょっと難しい印象がありますが、
人に何かを伝える時に、どんな声の大きさで、どんなスピードで、どんな間で言うかなど、
最も伝わる言い方はどんなものかを探り、形にするような行為を「構成」といいます。
より深く伝えるために話しに尾ひれをつけるとか、詳細に説明するようなことはしないで、
余計な情報をどんどん省いて、話の骨組みだけを残すような感じです。

フリーハンドで描くような不定形で自由な形ではなく、
幾何図形の一部を使った規則的な形を組み合わせて作るのがこの課題のポイントです。
オリジナルな形を毎回のお題に合わせて個別に生み出していくのは、
あまり効率的なやり方とは言えません。
それに、次に同じことができるか考えると、あまり他に応用が利きそうにありません。

一方で、「まる・さんかく・しかく」ならば、その組み合わせのパターンをいくつか知ることで、
お題が変わっても柔軟に対応できそうです。
また、「白・黒」の2色しか使わないことも厳しい制限の一つですが、
やはりこれも無駄な情報を削ぎ落とすのを助けてくれます。
曖昧なまま色を使うのではなく、明るいか暗いかに明快に分けて考えてみると良いでしょう。



特別強化課題で「構成感」を鍛える3

制限時間内でどんどん回答を出すというあたりが、大喜利みたいですね(笑)
毎年この課題で「構成感」を掴み、デッサンも色彩構成も以前より楽しめるようになったり、
のちに大きく役立ったと感じた人も多くいるそうです。
もうひと伸びするための良いきっかけになることを期待しています。

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